まず最初に観たままの感想

「ゼノグラシアよりひでぇや」


どうも、もあいです。
8/1から公開の劇場版進撃の巨人観てきたのでレポートでも。
本当はコープスパーティーが観たかったんですが、長野県内では放映してないんですよね・・・
本編と原作ネタバレとか容赦なくしていくのでまだ観ていないけど観に行く予定の人はそっとブラウザバックするか←にあるすげぇ面白い記事群に飛ぶかしてください。

















【世界観について】
まず原作と大きく異なるのがここ。巨人発生以後、壁の中に隠れた人類は100年もの間一度も壁の外に出たことが無いという設定。原作では100年間壁の中は平和だったため、100年という数字は同じ模様。
そのため、最初はエレンら壁の中で生活する民は壁の外の情報が一切無いため巨人の存在には懐疑的な世界感・・・とかそういうのはマジで本当にどうでもよくて、この設定の何がいけないってそりゃぁ


「何の成果も!得られませんでした!」


↑このシーンが丸々消え去ってるって事なんだよォォォォォォォォオオオオオ!!!
原作(私的)屈指の名シーンをカットするとか本当に正気を疑うレベル。製作陣本当に原作読んでます???
まぁ私的な憤りは置いておいて、原作ではこの台詞から伺えるように巨人とは人類では太刀打ちできない領域の圧倒的な存在であることが最初から名言されており、目に見える脅威があるからこそ壁の中で生活をしているという危機感があります。また、犠牲を伴ってでも壁外調査を行っていることから原作の人々は「壁の外の世界を取り戻そう」という意思があるのに対し、劇場版の方では特にそういった事もなく壁の中の日々を当たり前に過ごしているので、原作好きな人には違和感が感じられるかと思います。

また、ミサイルの不発弾?やヘリコプターの残骸、自動車や運搬車があり原作よりも文明が上の水準を行っている世界の様子。


【登場人物】
・エレン(三浦春馬)
両親は幼いころに亡くなっており、現状はアルミンの親父さんの厄介になっている?(仕事の紹介をしてもらっていたという台詞あり)
問題を起こしまくり仕事が1ヶ月続いた事もないという典型的DQN。
特に巨人に母親食われた訳でもなく、父親に変な注射されたり鍵を渡されたりもしていません。
エレンの巨人に対する憎しみの根幹であった「母親を目の前で食われた」事件が本編になく、代わりに「ミカサが目の前で巨人に殺された(実際死んだ現場は目撃していないし実際生きてる)」事に置き換わっている。

・アルミン(どうでもいい)
なぁ頼むよ・・・井上麻里奈ボイスのアルミンを返してくれよ・・・あのアルミンじゃないと勃たねぇんだよ・・・

・ミカサ(水原希子)
布の染色をして働く。
幼少時に強盗に攫われたりもせず、特にエレンに助けられたわけでもなく、世界が残酷なので強盗を殺したりとかもなく、エレンからもらったマフラーは寒そうにしてたから貰った程度。原作との共通点は「女性」であることと「黒髪」であることのみなのではないだろうか。
エレンとの関係も互いに憎からず想っている様子だが、原作ほどの繋がりはなくエレンへの固執もないので何か微妙。
どうでもいいけど水原希子よりも妹さんの方が美人だと思います。

・シキシマ(どうでもいい)
人類最強()の男。原作におけるリヴァイ兵長ポジ。飄々とした態度でいかにも物知り顔で講釈を垂れるがやったことと言えば「リンゴを食べる」「ミカサを寝取る」だけしか記憶に残らない。

・ハンジ(石原さとみ)
完璧の一言。原作のハンジ再現ここに極まれり。実写にしてこれほどの再現度になったものは過去に見た事がないレベルにゾエゾエしてた。ハンジを観るために入場料支払った映画であると断言してもいい。

・サシャ(桜庭ななみ)
どうでもいいから桜庭ななみに芋ドカ食いさせるのをやめて差し上げろ。
常時芋を食わされている。芋を5分食わなかったら死ぬのではないかとハラハラする。
たまに弓を撃つが、艦これガチ勢の皆さんに構えを見せてはいけない。

・ジャン(どうでもいい)
兵団内でエレンと対立するためだけに作られたようなキャラ。特にミカサに一目ぼれしたわけでもなく、ただ単にエレンの目が気に入らないからつっかかる役。威勢はよかったが、巨人を目の前に動けない等ヘタレ枠。特に誰の骨かもわからないものに誓ったりとかはないです。

・ソウダ(ピエール瀧)
原作におけるハンネスさん枠。エレンの母親には惚れていたようですが、その母親自体死んじゃってるんで目の前で巨人に食われたりとかはないです。飲んだくれキャラは原作通り。

・その他(心底どうでもいい)
オリキャラだらけで何とも言えないです。
兵団自体が原作と違い憲兵団・調査兵団等に分かれている描写がなく、壁崩壊後は「食い扶持のために家族から売られたor家族のために自ら志願した」か「天涯孤独の身」な人ばかりのようです。

【超大型巨人出現】
デカァァァァァいッ説明不要!! 50m超え!!! 煙い!!! 超大型巨人だ!!!
出現シーンのCGは圧巻の一言。日本の特撮技術ってすげぇや!!!
壁よりも大きな存在が出現したという絶望感や圧迫感がとても伝わってきて素晴らしかったです。


【壁崩壊→巨人流入】
巨人が人間を掴んで食う!引きちぎって色々飛び散る!押しつぶされて爆発四散!
約30分程度、町の人が食われたりする食人シーンが続きます。正直結構な残虐描写を平気でやってのけるので、口にもの含みながら観るものではないです。(自分はポップコーン頬張りながら見てましたが)
教会に逃げ込んで閂をかけて閉じこもった人々が逆に出られなくなって中で巨人にミキサーされちゃうシーンは圧巻。エレンくんは赤子を助けていて教会に入れなかったミカサちゃんの安否を確かめるべく一人外に飛び出していて助かってます。Yesご都合主義。
巨人は原作同様、ニヤニヤしていたり挙動不審だったりとかなり再現率が高いと思います。人間を食うシーンはどれも気合入れて作ったんだなと思わせてくれる迫力に満ちていました。原作と違い、巨人の脅威を始めて目の当たりにする民衆の恐怖と悲壮感はビンビンに伝わってきます。


【唐突に2年後】
ワンピースじゃないけど2年経ちました。エレン、アルミン両名は兵団に入り、シガンシナ区(劇中では区名の明言はなし)奪還作戦前日まで飛びます。
この2年で立体起動装置開発が行われている様子なので、この世界の技術水準はやはり原作よりも上のようです。


【シガンシナ区奪還作戦】
巨人に空けられた壁の穴を、穴上部を爆破して崩して埋めちゃおう作戦。しかし過去に失敗しすぎて火薬がもう最後の1回分しかないってちょっとガバガバすぎやしませんかね・・・アルミンの解説シーン中もサシャが芋食っててもうどうすりゃいいのかわかんねぇなこれ。
トラックでシガンシナ区まで移動し、何故かシガンシナ区に隠されている火薬を回収してから壁に向かって爆破というちょっと「大丈夫?」と思わせるプランでいざ鎌倉。
特に市街地に着いてないけど何故かトラックから降りて周囲を哨戒する一行。隊長がしきりに「声を立てるな」と言い続けていますが、トラックのエンジン音のが遥かに大きいので説得力がないです。
そして案の定一人どこかに行くやつ登場。エレンがそれに同行しやっぱり巨人に見つかり皆大ピンチ!
仲間や隊長がいっぱい食べられるも、シキシマニキとミカサネキの登場によりなんとか危機を脱します。
しかしながらこの単独行動する奴のせいで皆がピンチに陥るっていうやつはそろそろ食傷気味なんですがどうなんですかね。巨人の脅威がわかってんだからもうちょい慎重になってもいいんじゃねぇかなぁ。


【せかいはざんこく】
巨人との戦闘が一区切りつき、臨時拠点で休息。
エレンとミカサが二人きりになってここで一言
「赤ちゃんは食われた。この世界は残酷」
はああああああああああああ???お前ここでその台詞言うの!?!?!?!?
ちょっと原作のエレンとミカサの関係の根幹にある名台詞なだけにこんな雑に使って欲しくはなかった・・・
そしてその直後、シキシマとミカサがイチャコラし始めてエレンくん退場。エレンくんにとっては好きだった女の子を寝取られてとても残酷な世界なんでしょう。


【再度巨人襲撃】
ドンパチが始まり慌しくなる一行。ミカサとシキシマが急行するシーンでは、原作設定ではありえない体勢で立体起動装置を使っているように見える部分がありちょっと微妙でした。
エレンに戦うよう指示を出しながら自分は建物の屋上からリンゴを齧りながら高みの見物のシキシマニキはなんなんですかねぇ・・・変態さを失ったゼノサーガのアルベドみたいな感じで微妙感が本当にパない。
一応ここからは原作の通り、立体起動を使い巨人を討伐し始めたエレンの足を下から突如現れた巨人が食いちぎりエレン墜落。シキシマニキは「運が悪いな」と言って見てるだけで特に助けもせず。ミカサもエレンより目の前の巨人討伐を優先しエレン放置。原作じゃまずありえねぇなコレ。
そんな中、アルミンが巨人に捕まり都合よく倒れてるエレンの目の前でアルミンを食おうとしますが、ここも原作通りエレンがアルミンを助け出し、右手を失いながら巨人の腹の中にいきます。


【エレン巨人化】
腹の中で同僚の死体をいっぱい見たエレンくん「駆逐してやる・・・!」
暗転した状態でこのセリフだけ流れるというのは演出上良いと思うのですが、この台詞も母親を目の前で食われた悲壮感たっぷりのセリフのハズなのでちょっと薄っぺらい気が。
で、エレン巨人化。一応この流れは原作通り。
ここから

エレン「イヤーッ!」
巨人「グワーッ!」
エレン「イヤーッ!」
巨人「サヨナラ!(爆発四散)」


こんな感じのエレン無双が始まります。(本当にパンチのフォームがニンジャスレイヤーフロムアニメイション1話の例のシーンに似てたので)
ハンジさんが「巨人が巨人を攻撃してるゥ!」と大喜び。すげぇ原作再現されたハンジさんでほっこり。
力尽きて倒れた巨人エレンのうなじ切ったらエレン君が飛び出してきて終了。


【総評】
B-くらい。B級映画と違ってGEOやツタヤで借りてくるのもちょっと躊躇う感じ。
巨人等、映像面では評価できる部分が多々あったものの肝心のシナリオが原作からかけ離れていて、おまけにゼノグラシアやデスノートのような「原作とキャラの名前だけ一緒の作品」シリーズと違ってあんまり面白くないシナリオに成り下がってしまっているため、

「わざわざ金を払ってまで映画館に観に行くようなものではなく、お茶の間で金曜ロードショーで観る程度で良い」

というのが個人的な評価になります。原作を読んでおり、設定や複線を読み解こうと色々考えちゃうタイプの人にとっては穴ばかりが目立つので見ないほうがいいです。

ハンジファンの人は見ておいて損はないです。本当に、石原さとみさんのハンジは完璧です。


以上が劇場版進撃の巨人を観てきた感想でした。長文久々に打ったから疲れました。

※追記
原作漫画進撃の巨人の大ファンを自負する人は絶対に見ないほうがいいです。
最高の食材、高レベルな料理人達が集まって金のかかったフルコース作られたけどコック長がてんでダメな人で、単品ではおいしい料理が食べ合わせで最悪の味になっている感覚になります。
コミケ無理かも…
盆休みまで出勤とかなんなの…
MTG引退します…(挨拶

神奈川に居ればまだ休み合う人と遊べたけど栃木に隔離されちまったらMTGなんてできやしない。
昨日池袋のBM行ったけどデイジャの価格以外は見る気が起こらなかったし、カードに対する興味が早くも失せてきた。
10月になりゃ出張も多分終わってるし、勤務体制は戻るけどモチベが戻るかは別問題だなこりゃ。

もう俺はヴァンガードに生きるしかないな。俺の分身が引きこもり過ぎて立ち上がってくれるかわからんけど。
出張先のホテル近くのイトヨーで小学生に混ざるしかない!


しかし次の休みも休出か…
MTGはおろか、アニメ消化すらできんな…

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