日本勢は、なぜ勝てなかったのか　・・・と俺　その２

--------------------------------------------------------------------------------

構築戦での大敗　その1:　練習不足　ドラフトしすぎ

--------------------------------------------------------------------------------



プロツアー・サンディエゴで唯一の日本人トップ8入賞となった井川 良彦氏はこう語ったらしいぜ。

井川　「今回は、完全にデッキ負けだったと思います」

プロツアー・アムステルダムを制したのは、Gabriel Nassif(フランス)がデザインし、Paul Rietzl(アメリカ)が使用した『殿堂白単』。やべーってマジナシフぱねーって。
だが、多くの日本人プロを驚かせたデッキは、むしろ準優勝のBrad Nelsonが使用していたドランだった。
ドラン自体は、今回も何人かの日本人プレイヤーが使っているし全く未知のアーキタイプだったわけじゃない。だが、その中に入っている1枚のカードが、デッキの質を決定的に変えていたんだ。

以下がBrad Nelson氏が使ったファンキーでクレイジーで、何よりクールなドランカラーデッキだ。

Brad Nelson
Pro Tour-Amsterdam, Top 8 (Extended)

3 《森》
4 《霧深い雨林》
4 《つぶやき林》
3 《反射池》
1 《沼》
3 《樹上の村》
1 《黄昏のぬかるみ》
4 《新緑の地下墓地》

4 《包囲の搭、ドラン》
3 《聖遺の騎士》
4 《壌土のライオン》
4 《朽ちゆくヒル》
4 《タルモゴイフ》
4 《ツリーフォークの先触れ》

4 《強迫》
1 《遍歴の騎士、エルズペス》
3 《大渦の脈動》
1 《名も無き転置》
1 《殺戮の契約》
4 《思考囲い》

1 《ボジューカの沼》
1 《外身の交換》
1 《遍歴の騎士、エルズペス》
2 《蔓延》
2 《台所の嫌がらせ屋》
3 《虚空の力線》
2 《目覚ましヒバリ》
2 《法の定め》
1 《殺戮の契約》

イッツクール。エクステンデッドの環境なんざ知らなくたって《思考囲い》→《タルモゴイフ》のファックな流れは想像がつくってもんだ。

井川　「デッキの差を一番感じたのはドランですね。なんで《壌土のライオン》にたどり着けなかったのか。《貴族の教主》はいらなかった」

隣にいた中村 肇氏もこう続けた。

中村　「実際、友晴さんとナベが昨日、ずっとその話してましたからね」

齋藤　「なんで《壌土のライオン》気がつかなかったんだ！あれこそ、僕が出るべきデッキでしたよね、そう思いませんか。だって、現代のZooですよ。今回のデッキは決して悪くないし、白ウィニーはムラがあるので決してベストの選択だったとは思いませんけど、Nelsonのドランは、ベストの選択だったかもしれません」

渡辺　「なぜ、《壌土のライオン》に気がつけなかったのか。《朽ちゆくヒル》は気がついていましたけど、《壌土のライオン》にはたどり着いていなかった。完全にデッキ負けです」

北山　「ドランは練習で勝っていたからだまされた。使ってみてわかったけど、やはり《貴族の教主》が弱い。《罰する火》に《貴族の教主》が焼かれるんじゃ、いったい何のためにドランを選んだのかわからない。ここが日本と世界の差だった」

井川　「調整不足でした。もっと調整をするべきだった」

どうも読んでて《壌土のライオン》がそこまでキラーカードに見えるかわかんねーんだけどな。マジエクステンデッドとかいうファックな環境とか知らねーからよ。
練習段階ではジャパニーズファッキンドランに《貴族の教主》が入ってて斎藤氏デッキの《罰する火》に焼かれるのを見て、「ドランとかマジファックだぜファック！」って結論付けちまったんじゃねーかな。

まぁ結論はリミテッドに時間掛けすぎててエクテンの調整お粗末でしたって流れなんじゃないっすかね。前回も書いたけど時間配分大事だぜって事だぜファック！
あれだろ、海外の風俗チラシ見ながら風俗嬢ドラフトでもやってたってか！俺も混ぜやがれってんだファック！

まったくもって関係ねーけどさ。WWK発売当初に《壌土のライオン》ってトイざらすやイトーヨーカドーでプロモ配られてたよな。
あれはこの時の為の布石だったと考えるとマジでタカラトミーの販売事業部の奴らはイカれたファック野郎の集まりって事だぜ・・・
ちょっと奴らにケツでもファックされりゃ最高にクールなデッキが組めるんじゃねーか？こりゃ週末はタカラトミーでファック大会だぜ！

話を戻そうか。
この調整不足、という点については今回Channel Fireballとは違った形でファンキーなドランを作り上げてきた八十岡 翔太氏も同じ意見らしいぜ。

八十岡　「練習不足でしょ、みんな」

エクステンデッドで9勝1敗という日本人では最高にクールな成果を出した八十岡氏は、さすがにこのフォーマットのデッキ差について厳しい意見だぜ。

八十岡　「デッキが練り込み切れてないよね。構築の練習の時も基本的にはコピーデッキを持ってきているだけの人が多くて、そこから先にいかない。今回の俺のデッキの元々の構想である『1ターン目《思考囲い》、2ターン目《タルモゴイフ》という動きは強い』っていうアイディアは伝えていたのに、『それならドランでしょ』と、そこで考えが止まって、(みんなは)次に進んでいなかった」

(みんなは)って辺りがすげープンプンしやがるぜファック！自分気付いてたなら教えてやれよ！裏でニヨニヨしてぇ気持ちはすげぇわかるけどな！
プロツアー・ホノルルで日本人として久しぶりのプロツアーチャンピオンとなった三田村 和弥氏も、「八十岡はみんなに情報出してくれなすぎだけど」と八十岡氏の姿勢は肯定しねーけど、意見としては同じだったぜ。

三田村　「デッキの差が大きい。リミテッドはMagic Onlineを使えば一人で調整できるけど、構築はオンライン上でシークレットテックを公開してしまうことになるので、なかなかそうはいかない。だけど、練習をするときにはみんな同じデッキしか持ってこないから、結局練習がすすまない。それではデッキが練り込めない」

デッキの差については、ほとんどのプロプレイヤーが原因のひとつとして挙げている。
今回、海外勢のデッキと比べて、日本のデッキの練り込みが浅かったってな。

津村　「今回、久々に参加するまで、僕はカバレージマニアなのでカバレージをずっと読みまくってました。その感想として、今の日本人はリミテッドが強くて、構築が弱い。ドラフトで勝っているのに、これはもったいないと思っていました。僕が、その感想を実行に移せていたかは別ですが」

そして、その理由として、八十岡氏や三田村氏は「練習に持ってくるデッキのレベル自体が(コピーデッキ中心となっているため)低いせいだ」と主張するが、多くのプロたちは純粋に練習時間の少なさを感じていたようだぜ。なんか八十岡氏否定されまくりで可哀想になってきたぜファック！
ドランを使用していた中島 主税氏はこう言った。

中島　「もったいなかった。ドラフトではみんな勝ててたのだから、構築をもっとやっていれば勝てていた。Deck of the Weekにでているレベルのデッキ(殿堂白単に近いタイプのデックは大会前にネットに多少登場していた)は負け組にしなければいけない(中島は直前にサイドボードから抜いた《蔓延》は残しておくべきだったと、殿堂白単に敗北したあとに語っていた)。もっと調整に時間をとるべきだった」

ジャパニーズもったいない入りましたー！
齋藤氏も、完全には同意しないものの、時間の足りなさは認めた。だからドラフトに時間取りすぎたってことだぜファック！

齋藤　「今回は、グランプリ・コロンバスに行くためにレガシーを調整していて、僕がエクステンデッドの練習に参加するのが遅くなったのはあると思います。少なくとも自分のデッキのチョイスに関しては、あります」

あ、エクステンデッドだけじゃなくてレガシーの調整までしてたんですか、斎藤さん本当にお疲れ様です・・・
一方で、これだけのファッキンデッキを作ってきたChannel Fireballの奴らのケツに興味もあった。

大塚　「Channel Fireballの人たちはどういう風に練習してるんでしょうね。ただ、彼らがマジック以外のことをやっているとは想像しにくいので、きっと、すごくマジックをやっているのだろうと思います」

Channel Fireballのメンバーは多くの時間を構築の調整に費やし、それによってあのファッキンデッキが出来たんじゃねーかと。
だが、これに渡辺氏と齋藤氏は異論を唱えたんだ。

渡辺　「たったの三日で調整されたデッキが、僕たちのデッキよりも上にいったという事をうけとめないといけない」

齋藤　「彼らは、グランプリ・ヨーテボリが終わって、こちらに移動してきてからの三日間、非常によく練習をしていました。ただ、この大会のために彼らが調整に費やした時間はその三日だけだったんです」

たった三日で作られたファッキンデッキにボッコボコにやられちまったって事だぜファック！

だが原因は考え付くってモンだぜ。日本はChannel Fireballと違ってまとまったチーム単位での調整はやりきれてなかったって印象だぜ。
例えば八十岡氏は一人で調整してたらしいが、一人だと3日=72時間だ。この程度じゃ満足の行くズリネタすら探せねぇってもんだぜファック！
しかしチーム単位でならどうだ。Channel Fireballのメンバーが仮に10人とした場合、3日*10＝720時間も調整に充てられるってことだ。この差はガチででけぇ。ズリネタがなくたって互いのケツをファックできるしな！
そして八十岡氏は調整段階で気付いた情報を他の日本勢に流していない様子だ。
こういう横の繋がりの弱さ、コミュ力の低さが露呈しちまったって話さファック！
勿論、日本は内部崩壊してるとかそういう話じゃねーぜ。他の国と比べて単に今回は遅れをとっただけだったって事だ。
サッカー日本代表なんかも見てて思うけどやっぱチームワークと情報共有があればつえーんだ。
今回のアフリカワールドカップなんかでも、ファッキンクソブブゼラの音で声が通らねぇってもんだからボディランゲージで意思疎通を図ってただろ？あーいった何が何でも情報を伝えるって姿勢が大事なんじゃねーの。
こういうコミュニティ内での情報共有ってのは大事だってのを草の根プレイヤーにもガンガン伝えていって日本のMTGプレイヤー全体の地力アップに繋げよう・・・ってオイ！なんかキレーに話がまとまっちまうじゃねぇかファック！


あとツッコミを入れてー事がいくつかあるんだ。

齋藤　「だって、現代のZooですよ。」

Zoo・・・？動物が《壌土のライオン》しかいねー気がするんだが・・・


斎藤「白ウィニーはムラがあるので決してベストの選択だったとは思いませんけど」

ムラがあるのに優勝してんじゃねーかよファック！


齋藤　「ただ、この大会のために彼らが調整に費やした時間はその三日だけだったんです」
齋藤　「といっても、時間は有り余っていたようなものです」

どっちなんだよファック！


あ、すんませんナマいってマジすんません蹴らないで踏まないで感じちゃいましゅううううううう